最初に既存ページを棚卸しする
ホームページのリニューアルは、見た目を作り直すだけではありません。検索、SNS、名刺のQRコード、取引先のリンクなど、既存ページにはさまざまな入口があります。
まず現在のページ一覧を作り、残すページ、内容を統合するページ、役割を終えるページに分けます。Search Consoleやアクセス解析を使える場合は、検索から見られているページや問い合わせにつながるページも確認します。データがない場合は、重要なサービスページやよく案内するURLから整理します。
見た目だけを変えるなら、URLまで変更する必要はありません。既存URLを維持できるかを先に検討すると、移行時の作業と確認項目を減らせます。
URLを変えるなら対応表を作る
ページの統合や構成の変更でURLを変える場合は、旧URLと新URLの対応表を作ります。古いページを開いた人が、内容の対応する新しいページへ移動できるようにします。
- 会社概要の旧URL → 新しい会社概要。
- サービスの旧URL → 同じサービスを説明する新ページ。
- 統合する複数のページ → 内容を引き継いだ統合先。
恒久的な移転には301や308のリダイレクトを使います。すべてをトップページへまとめて転送するのではなく、内容が対応する移転先を選びます。代替のない削除ページは、適切な404や410で応答させる判断も必要です。
転送が何段にも連なる状態や、行き先がまた旧URLへ戻るループは避けます。公開前に対応表を使って、ステータスと最終的な移転先を確認します。

canonicalとリダイレクトは別の役割
canonicalは、似た内容のURLが複数あるときに、代表として扱ってほしいURLを検索エンジンへ伝えるための指定です。ブラウザで開いた人を、新しいページへ自動で移動させるものではありません。
そのため、URLの移転に必要なリダイレクトをcanonicalだけで代用することはできません。公開ページのcanonicalが、確認用URL、旧ドメイン、存在しないページになっていないかも確認します。
サイトマップには、公開している代表URLを載せます。静的なLPがWordPressとは別に置かれている場合、WordPressの自動サイトマップに含まれていないこともあります。サイト全体で何が登録されているかを見る必要があります。
公開後の検索とリンクを確認する
公開したら、主要ページが正常に開くこと、サイト内リンクが新しいURLを指すこと、意図しないnoindexやrobots.txtのブロックがないことを確認します。ステージングの検索除外設定を本番へ残すのは、避けたい変更漏れです。
Search Consoleではサイトマップの送信やURL検査を行い、検索の変化と移行先のエラーを確認します。ただし、設定を整えたからといって、すぐに掲載されたり順位が維持されたりする保証はありません。
リニューアルの見積もりでは、デザイン・実装だけでなく、URL調査、転送設定、データ移行、公開後の確認が含まれるかも見ておくと、必要な作業を比較しやすくなります。
参考資料
既存サイトのリニューアルは、北九州・水巻の事業者様向けプランでもご相談いただけます。移行の範囲は現状を確認してお見積もりします。